※本記事は、プロモーションを含みます。
公的職業訓練とは、主に求職者が希望する仕事に就職できるようにするためにスキルや知識を習得することができる公的制度です。
職業訓練は、失業保険を受けている人しか通えないとのイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
ですが実際は、失業給付を受けながら次の求職活動をしている人以外の人でも通うことが可能です。
本記事では、職業訓練(公共職業訓練、求職者支援訓練)について、その概要から種類や学べるスキル、職業訓練を受ける方法まで幅広く解説します。
この記事を読めば、職業訓練の制度を理解できスキルアップに繋げることができるでしょう。
ぜひ、最後まで読んでいってくださいね。
▶︎▶︎▶︎今日の航空券最安値を簡単検索!ポイントがついてコスパもよし。
エアトリの評判を徹底調査!メリット・デメリットからリアル口コミまで💡韓国に持っていきたいクレカ『楽天カード』
▶︎▶︎▶︎韓国旅行に安心の海外保険付き!プレミアムならラウンジが使える🙆♂️
韓国行くならこのクレカ!海外旅行保険つきのおすすめクレカ5選【入会特典あり】職業訓練とは?
職業訓練とは、求職者が希望する仕事に就職できるようにするためにスキルや知識を習得することができる公的制度です。
正確には公的職業訓練と呼ばれる、ハロートレーニングという愛称でも呼ばれることもあります。
仕事に必要なスキルや知識を身につけることで、就職やキャリアアップを目指すことが可能です。
職業訓練には国や都道府県が運営している学校の他に、認定を受けた民間が行っているものなどさまざまで、いずれも無料(テキスト代など一部有料)で受講することができます。
さらに受講手当や交通費の支給などがあり、給付金を受け取りながらスキルアップを目指すことができる魅力的な制度と言えるでしょう。
職業訓練の種類と学べるスキル
職業訓練は、大きく分けて次のふたつに分けることができます。
- 公共職業訓練
- 求職者支援訓練
では、それぞれ詳しく見ていきます。
公共職業訓練
公共職業訓練は、主に雇用保険受給者が受けられる職業訓練です。
一部、有料の在職者向けなどの制度もありますが今回は、離職者向けの職業訓練について解説します。
雇用保険の受給期間が1/3以上残っている人であれば誰でも応募できすることができ、通学中に受給期間が終わってしまう人でも、卒業するまで延長して雇用保険を受け取ることが可能です。
訓練期間は、短い学校で3ヶ月から最長で2年通える学校などさまざまあります。
離職者向けの公共職業訓練では、以下の手当を受けることができます。
- 基本手当(失業手当)
- 受講手当(500円/訓練日。最大2万円)
- 通所手当(交通費)
- 寄宿手当
また、雇用保険受給者の職業訓練のため雇用保険受給に関わる申請は訓練校が代理で全て行ってくれます。
そのため、認定日にハローワークに行かなくて良いという利点があります。
求職者支援訓練
求職者支援訓練は、主に雇用保険を受給できない求職者向けの職業訓練でしたが、現在では雇用保険受給者も申し込むことが可能です。
雇用保険受給者ではない人は収入があっても受講することができますが、月収が月8万円以下などの一定の条件が設けられています。
2023年4月から一部条件が変更となりました。詳しくは、こちら(厚生労働省資料)をご覧ください。
求職者支援訓練では、以下の手当を受けることができます。
- 受講手当(月10万円)
- 通所手当(交通費)
- 寄宿手当
給付金を受け取るためには月に1度、ハローワークに行って就職支援相談と認定手続きを受ける必要があります。
訓練校ごとに毎月ハローワーク来所日として、平日に休みが設けられているので授業のことは気にせずにハローワークにいくことができます。
学べるスキル
職業訓練で学べるスキルは多種多様。
業種によっては、多くの学校の中から選べるものもあります。
国や都道府県、民間委託によって取り扱い業種が異なっているので、まずは目指したい就職先で必要なスキルやスキルアップしたい業種を絞っていきましょう。
公共職業訓練
国(ポリテクセンター) | 主にものづくり分野のスキルを取得可能機械系・電気電子系・居住系など |
都道府県(職業能力開発校) | 機械系・造園造築系・電気系・施工管理清掃系・塗装印刷系・情報系・ファッション系・介護調理接客系など |
民間委託 | 事務系、介護系、情報系など |
求職者支援訓練
主に、介護系・情報系・医療系などのスキルを取得可能。
基礎と実践で訓練校が分かれていますが、実践コースの方が訓練校が多くあります。
基礎コース | 基礎的スキルを習得可能 |
実践コース | 基礎的スキルから実践的スキルまで一括して習得可能 |
職業訓練の特徴
私は、雇用保険を受給しながら職業訓練に通っていたことがあります。
実際に職業訓練に通って感じたことも踏まえながら、職業訓練の特徴について解説していきます。
職業訓練には、次のような特徴があります。
- 受講料無料
- 手当がもらえる
- 未経験でもスキルアップが目指せる
- 就職に強い
受講料無料
公的な制度であるため、無料でスキルアップを目指せることが大きな特徴です。
訓練期間が2年などの長期での職業訓練校の場合は一部有料であることもありますが、それでも月1万円ほどで学校に通うことができます。
委託された訓練校の場合、その業界の仕事をしている会社である場合がほとんどです。
また、別で有料の講座を開催している場合もあるため、有料級の講座を職業訓練として無料で受けられるという利点があります。
手当がもらえる
授業料が無料なだけではなく、手当として給付金が受け取れることも公的制度ならではの特徴です。
テキスト代はかかることが多いですが、その分受講手当としてカバーできるようになっています。
就職活動はお金もかかります。
手当だけでは生活が苦しい時は、少しアルバイトをしながら生活を保っていました。
雇用保険受給者がアルバイト等をするときは、必ずハローワークに申告しましょう。
未経験でもスキルアップが目指せる
多くの訓練校では、未経験でも受講可能とうたっていることが多いです。
私も未経験の訓練校を受講しましたが、問題なくついていくことができました。
ただ、講師の方は専門の方が多かったので専門用語をさらっとおっしゃる時が多々あります。
その場合でも、素直に質問することで理解を深めていくことができました。
またパソコンに一切触れてこなかった人が、IT業界の実践編の授業を受けることは少し大変になることがあります。
パソコンの起動方法や基本的なパソコン用語、入学までに毎日パソコンに触れるなどしておいた方がより授業をスムーズに受けることができるでしょう。
就職に強い
職業訓練校の中には、人材支援事業を会社で行っているところがあります。
そのような訓練校であればさまざまな会社との繋がりがあり、より就職に繋がりやすくなるでしょう。
私の通った訓練校でも月に1度、各企業の人事採用者を招いて発表会などが行われていました。
実際にそこから面接に指名で呼ばれ、就職していく人たちが何人もいます。
就職支援として経歴書や履歴書の書き方、面接の受け方などの授業もあるので、より希望する企業への就職を手助けしてもらえます。
職業訓練の流れ
最後に、職業訓練を受けるための方法から就職までの流れを解説します。
失業保険を受けながら職業訓練に通った私の経験も合わせて紹介しますね。
職業訓練の受講申し込みは、ハローワークのみとなります。
そのため、まずは職を探していることをハローワークで申請しましょう。
また失業者の人は、まず失業保険の申請を行いましょう。
失業保険の申請は、こちらの記事を参考にしてみてください。
◯雇用保険とは?失業手当に条件はある?実例をもとに徹底解説!
会社を退職する予定で求職活動を行う方は、職業訓練に入学する前までに失業保険の申請が完了すれば失業保険を受け取りながら職業訓練に行けるようです。
職業訓練に申し込むためにはハローワークで職業相談をして訓練校に通いたい旨を伝え、申し込み用紙を受け取る必要があります。
私の通っていたハローワークでは職業訓練者用のブースが設けられ、人が多い日では1時間ほど並んでいる時もありました。
「職業訓練に通いたい」と伝えるだけでは「どの業界で働きたいのか?なぜ職業訓練に行ってそのスキルを習得したいのか?」などと問われます。
しっかりと職業相談をし、職業訓練校で学ぶ必要性があると認められないと申し込みをさせてもらえません。
通いだしても辞めてしまう人が多いようで、真剣な人を絞り込んでいるようでした。
申し込みに必ず必要というわけではありませんが、職業相談の時に「訓練校の見学をしてから再度相談に来て欲しい」と勧められました。
どの訓練校にするかはチラシやネットを見て決めていましたが、合否に関わってくる可能性もあると思い訓練校の説明会に参加しました。
正直、合否に関係したかはわかりません。
しかし、訓練校の雰囲気や授業のカリキュラム、テキストを事前に見ることができたので訓練校の見学会にあらかじめ参加することをおすすめします。
訓練校の申し込みは、基本的に2つ以上の学校を申し込むことはできません。
求職期間を長引かせたくない方は、過去の倍率も見て検討しておいた方が良いでしょう。
申込締切の当日に再度、職業相談に行って申し込みの旨を伝えました。
今回は、訓練校の見学会に参加して意志を固めたことを伝えるとスムーズに申し込み用紙をもらえました。
申込用紙には、次のような内容を記載する必要があります。
- 職歴・資格
- 受講理由
- 就職したいスキル
- 求職活動状況
- 就職希望職種 など
申込書に書いたものが訓練校に渡され書類選考などが行われるので、しっかりと考えておくと良いでしょう。
提出するとすぐに願書のようなものを作ってくれます。
その間に自分で訓練校に電話をし、面接の日時などのアポを取り付けるように言われました。
私の受験した訓練校では、郵送で願書を送るようにと指示がありました。
もし願書を送る指示があった際には、社会人としての基本的なマナーを守るようにしましょう。
「新品のクリアファイルに願書を入れて送ってきた人と、なにも気にせずハローワークで受け取ったまま送ってきた人がいる。」と入学してから余談で話をされていました。
直接的には合否に関係しないものの、このような気配りができると良いですね。
選考方法は学校によって異なりますが、公共職業訓練では資料選考、求職者支援訓練は面接の場合が多いでしょう。
国や都道府県が運営している職業訓練校では、面接の他に学科試験が設けられている場合もあります。
私の訓練校では、面接がありました。
1人ずつ個室に入り、10分程度の面接で以下の内容を聞かれました。
- 志望動機/過去の経歴
- 希望職種
- どのようなスキルを身につけたいか
- 学校にしっかりと通って就職を志す意志があるか など
ほとんどの方がスーツでしたが、オフィスカジュアルほどの服の方もいらっしゃいました。
合否通知は、メールで送られてきました。
その場合、自分で添付ファイルの選考結果通知書をコピーしてハローワークに提出しなければなりません。
多くの訓練校では、郵送で結果が送られてくることが多いようです。
無事、訓練校に合格することができました。
合格後は職業訓練申込時にあらかじめ説明をされていた日程で、入学手続きを進めることになります。
指定された日時にハローワークへ来所し、「就職支援計画書」と「受講指示書」の交付を受けなければ職業訓練を受講することができなくなってしまいます。
もし辞退される場合は、速やかにハローワークと訓練校の両方に連絡しましょう。
雇用保険受給者は、同じ日に前回の認定日からその日までの認定が行われます。
面接の日がちょうど認定日であったため、合格通知後から入学までの間に認定日がありませんでした。
本来であれば認定日では求職活動が2回以上必要ですが、入学前の認定では特に求職活動実績を提示する必要はなかったです。
ただハローワークごとに判断が異なるようなので、あらかじめ合格の場合どのようにしたら良いかを聞いておくと安心でしょう。
いざ入学当日。忘れ物がないように早めに登校しましょう。
遅刻や欠席をしてしまうと、手当が減額になる可能性があるので注意しましょう。
職業訓練の初日に必要になる持ち物は、次のものがあります。
- 就職支援計画書のコピー
- テキスト代
- 通所届け
- 受講証明書
- 筆記用具
- テキスト持ち帰り袋
- その他、ハローワークから受け取ったもの
- その他、訓練校から指示されたもの
上記は、あくまで一例ですのでしっかりと持ち物の確認・準備をして当日を迎えましょう。
職業訓練では、スキルアップの他に就職支援も同時に行われます。
授業としてカリキュラムが組まれていたり、放課後にキャリア相談会や書類の添削などを実施してくれる訓練校があるなど対応はさまざまです。
期間中に3回以上のキャリアカウンセリングが実施されます。
訓練校にはキャリアコンサルタントという国家資格を有している人が必ず在籍しないといけないので、進路に悩んだときに気軽に相談できるのも職業訓練の利点と言えるでしょう。
また、各種手当金の認定は公共職業訓練であれば訓練校で、求職者支援訓練であれば月1回のハローワーク来所指定日で行われます。
求職者支援訓練の場合、初月に前月1ヶ月分の出席状況の用紙を受け取りハローワーク来所日に手当の申請を行いました。
この用紙を受け取ればハローワーク来所日より前に認定の申請が行え、早めに手当を受け取ることも可能です。
ですがその場合も、決まった指定日に再度通う必要があり二度手間になってしまいます。
また、人によって受け取る用紙も異なるので自身の申請に必要なものをしっかりと把握しておきましょう。
訓練校の最終日には、修了式があります。
そこでさまざまな書類を受け取り、ハローワークに提出しなければいけません。
失業保険受給者でまだ就職が決まっていない方は、失業保険の延長申請を行うことも可能です。
もちろん、職業訓練期間中に就職することも可能です。
最後までスキルアップのために授業を受けたい方は、就職先に相談してみると良いでしょう。
まとめ
本記事では、職業訓練(公共職業訓練、求職者支援訓練)について、その概要から種類や学べるスキル、職業訓練を受ける方法まで幅広く解説しました。
求職活動は、金銭的な問題や時間的な問題など考えることが多く大変なこともあります。
そのため、国の制度である失業給付や職業訓練・ハローワークをうまく利用することを是非、検討してみましょう。
職業訓練でスキルアップを目指して、よりよい求職活動・就職ができることを応援しております!
◯職業訓練のメリットとは?実際に通ってわかったメリットとデメリット